【 YOXO NEXT 起業ラボ】8/24(日)イベントレポート

こんにちは!YOXO NEXT運営事務局/起業ラボプログラムディレクターの田中です。
横浜市が「起業する次世代をまちぐるみで応援するまち」を目指す
「YOXO BOX」発の新たなプロジェクトである「YOXO NEXT」。

その一環として、これからの「あたり前がない時代」を生きるひとたちが、起業マインドに触れ、体験することを通して「人生を自分で切り開くチカラ」を身につけることを目指すのが『YOXO NEXT 起業ラボ』です。

今回は、2025年8月24日(日)に中高生限定で開催された「”誰かの夢を一緒に叶える!”起業家と挑むアイデア共創ワークショップ」の様子をレポートします!

このプログラムが目指すこと

横浜市が主催し、株式会社plan-Aが運営するこのプログラム。この日のワークショップは大きく二つのテーマを掲げました。

ひとつは、先輩起業家の話を聴き、リアルな経験から「リーダーシップ」を学ぶこと。

もうひとつは、その起業家と一緒に新しい事業アイデアを考えることを通して、「自分で起業する」だけでなく、「誰かの挑戦を支えるフォロワーシップ」も体験してもらえるよう設計しました。

当日は横浜市内外から集まった中学1年生から高校3年生までの幅広い世代が参加し、学年も違う初めて出会う人とチームをくみ、ワークショップに取り組む4時間が始まります!

当日のロードマップはこちら。
当日、ワークショップで高めるチカラはこちら。

先輩起業家の「リアルな話」から学ぶ!

ゲストは、大学時代に仲間と株式会社PocketPortを立ち上げた三宅剛平さん。

株式会社PocketPortの詳細はこちら

参加者の皆さんはインタビューを聞くだけではなく、その後のワークにつながるヒントを得るために、皆さん真剣にメモを取りながら聴いてくれていました。

PocketPortの事業は、「船を活用した体験コンテンツの企画・開発」。

港や船に馴染みがない方に様々な体験機会を提供し、活性化させる事業を行っています。

「最初から大きな計画があったわけじゃないんです。なんとなく行動したところから始まって、小さなアイデアを仲間と形にし、続けていくうちに起業の道が見えてきました。」など、等身大の先輩起業家の言葉を聴き、参加者の皆さんはワークシートにペンを走らせながら耳を傾けていました。

インタビューの後半では、「これから叶えたいこと」を発表。「船で海に出るのが怖い人でも楽しめるコンテンツを作りたい」という三宅さんの想いを受け、チームでそのための新企画を考えるワークがスタートします!

考えるための材料を集める①

考えるために「知りたいこと」「わからないこと」を出してみる

「船で海に出るのが怖い人でも楽しめる新企画を考えてください」と、急に言われても難しいものです。そのためには、まずPocketPortの事業や、港、船、海などについて詳しくなる必要があります。
そのためのステップとして、各チームで「もっと知りたいこと」のアイデアを出しました。

どんどんふせんに貼っていこう!

「どうして船に乗るのが怖いんだろう?」
「酔うのが嫌なのかな、それとも沈むのが怖いのかな?」
「海そのものが怖い人もいるのでは?」

問いが出るたびに「なるほど!」と声があがり、短時間でワークシートは「知りたいこと」でいっぱいに。
ここで大切なのは“正解”を出すことではなく、「わからないことに気づく」ことと、「わからないことを調べる方法を考える」ことです。

「知らないこと」が出揃ったら、いよいよ調査です!

考えるための材料を集める②

わからないことを起業家に聞く&調べる

各チームで出した疑問を、ふたつの手段で調べます!ひとつは、三宅さん本人に直接質問すること。もうひとつは、自分たちでネットを使って調べること。まずは、各チームの代表者が三宅さんに直接質問をします!

斬新な切り口の質問に、起業家である三宅さんも楽しそうに回答されていました。

各チーム、2つずつ選び三宅さんに質問!
真剣に回答する三宅さん。
休憩時間も、熱心に質問する姿が!

質問した結果を記録する係など、各チームで役割分担しながら調査をどんどん進めていきます。調べたことをベースに、次はいよいよ、新企画を考える準備を整えます!

PocketPortの新たな「体験コンテンツ」を考える!

調べた情報も参考に、付箋を使ってアイデアを分類しながら、「怖さをどうすれば安心に変えられるか」?など、いよいよ具体的な企画案の検討に入ります。

「VRで海を体験できるアトラクションはどう?」
「船に乗らなくても、港で波や風を感じられる装置があればいいのでは?」
「小さな子どもや高齢者でも参加できるように、揺れない“地上の船体験”を作るのは?」

など、意見を出し合い、少しずつ「新企画」のタネになるアイデアが付箋に書き出されていきました。

その日、初めて知った事業の「新しい企画」を考えるのは、大人でも簡単なことではありませんが、中高生の皆さんは、どんどん積極的にチャレンジ!

運営チームの大人や、起業家三宅さんのサポートも得ながら、新企画のアイデアをまとめ、発表の準備をすすめます。
各チーム悩みながらも、協力しながら考え抜き、見事に全チームから「新企画」が出揃いました!

考えたアイデアを「新企画」として言葉にするのが難しい!
各チーム、真剣に取り組んでくれました!
困った時は運営チームも一緒に検討!
チームで出したたくさんのアイデアから、発表するものを一つ選びまとめます。

起業家に直接届ける!チーム発表

ついに迎えたプレゼンテーションタイム!

「起業家本人に直接提案する」という、一見緊張感が漂いそうな場面でも、どのチームも堂々と発表を行いました!

「なぜこのアイデアがPocketPortに合うのか」
「どんな人に喜んでもらえるのか」

筋道立てて語る姿は、数時間前に初めて顔を合わせた仲間とは思えないほど。
発表が終わるたびに大きな拍手が響き、会場にいた大人たちも感心!三宅さんからは「これは実現したい」という声も出たので、これからどんな形になっていくか、とても楽しみです!

発表に対しては、先輩起業家から直接コメントが!

当日の発表内容は、中高生と地域の人が共に考えるワークショップ「地域ラボ」のイベント会場で展示されます!

振り返りタイム

最後は一人ひとりが「今日の学び」についてワークシートに記入し、今日の体験を未来に向けてどう活かすか?を考えて終了です。最後には、今日の感想をシェア!たくさんの「楽しかった」という声と笑顔が、とても印象的でした!

参加者の声

  • 年が近い人たちとアイデアを交換して、より良いものにしていくのが楽しかった(中学2年生)
  • 参加者の方も積極的で、会話がはずんだ(高校2年生)
  • 「起業」はあまり身近な言葉ではなくて、イメージもつきづらかったけれど、少しイメージできたし、メンバーも楽しかった(中学3年生)
  • 普段はあまりしないことを、たくさん体験することができた(中学1年生)
  • 自分と全く違う町の、違う考えの人と話、考えを聞くことができ、良い経験だった(高校1年生)
  • 社会問題解決のためのアイデアを深く考えて、アイデアを出し合うのが楽しかった。複数の意見をより良い「ひとつ」にするということに、協力しあえて良かった。(中学2年生)

次回のYOXO NEXT起業ラボは?

参加者の多くが「また参加したい!」「友達とまた来たい!」と笑顔で伝えてくれた、YOXO NEXT起業ラボ。

次回は 2026年1月10日(土)・11日(日) の2日間を予定しています!

「起業マインドを体験してみたい」「仲間と一緒に新しい挑戦をしてみたい」「子供に勧めたい」「周りに紹介したい」など、YOXO NEXTに興味を持ってくださった方はぜひ公式LINEに登録して、情報をお待ちくださいね!

YOXO NEXTでは、中高生限定のワークショップだけでなく、大人も一緒に参加できる場もあります。ぜひこれからも、YOXO NEXTにご注目ください!

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関連リンク

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